睡眠時無呼吸症候群
- 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは睡眠中に10秒以上呼吸が停止し、無呼吸が1時間に5回以上繰り返される病気です。
(軽~重症まであり、程度により治療が必要です。) - 主にいびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があります。
また、SASは生活習慣病と密接に関係しており、放置すると高血圧、心筋梗塞、脳梗塞のリスクが増加し生命の危険に及ぶこともあり早期に適切な治療をすることが大切です。 - 当院では、自宅でできる無呼吸検査機器をそなえており治療が必要か判断できます。
勿論、保険適応の検査です。 - 家族からいびきがうるさいや呼吸が止まっていると指摘があった場合は、早期に診察を受けることをお勧めします。りゅう耳鼻咽喉科では、「睡眠時無呼吸症候群」の相談を承っております。
(※費用は約5000円程度)
治療の流れ
治療事例
上記治療の流れで治療例を見てみましょう
Aさんの場合
ひどいいびきと息が止まっていると家族に指摘されたAさんは、 基礎的な 検査として「PSG検査機器」(口と鼻につける呼吸センサーと体内の酸素の 濃度を 調べるセンサーを指に取り付けて行う検査)を実施。
※この時点でのAさんの体型と主な症状 ・身長170cm・体重90kg ・いびき・ 夜中に数度尿意などで目覚める・昼食後の猛烈な睡魔など
重症との検査結果を元に、CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)と併用して ウォーキングなど運動を取り入れたダイエットを開始。
約10ヶ月後、10kg減量に成功し、CPAPの治療も終了しました。
いびきは無くなり、夜中に目覚めることもなく、昼食後のひどい睡魔にも 解放されました。
CPAPとは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法です。
Continuous Positive Airway Pressureの頭文字をとってCPAP(シーパップ)と呼ばれ、いまや睡眠時無呼吸症候群のもっとも重要な治療法となっています。